
「神時間術」
1.「神時間術」著者 精神科医 樺沢 紫苑
樺沢紫苑先生は日本の精神科医であり、作家、映画評論家、YouTuberとしても活躍している多才な方です。
「アウトプット大全」「読んだら忘れない読書術」など30冊以上の本を執筆される一方で、
メルマガ、YouTube、ブログを毎日更新、月2,3回のセミナーなどなど、多くの仕事をされています。
樺沢先生のYouTube「樺チャンネル」は、健康、ストレス解消、メンタル疾患の予防、治療に役立つ情報を発信されています。
樺沢先生が精神科医として掲げているミッション。
「日本人の自殺、うつ病を減らす」と言われています。
ここにすごく共感し、樺沢先生の本を読んだりYouTubeを見て、心も体も楽になる気づきを教えてもらっています。
樺沢先生は多くの仕事をされており、プライベートも楽しまれ、運動、睡眠もしっかりとられています。
樺沢先生の多彩な活動に感銘を受け、仕事と生活のバランスを取る秘訣を学びたくて『神時間術』を手に取りました。
2.心に響いたところと、感想と気づき
今、日本は世界第9位の自殺率の高い国です。私は、日本の「労働生産性」の低さが、日本の自殺率の高さと関係があると考えています。「労働生産性」が低いのに、それなりの価値を生み出そうとするならば、必然的に長時間労働にならざるを得ない。そしてそれは、過酷な労働環境につながります。
社会に出て働きだして約30年。この「長時間労働」にずっと苦しんできました。
若い頃は体力でカバーができましたが、年々仕事が終わると疲れ切ってしまい、何もする気が起きません。
「定年まで毎日クタクタになるまで働く日々が続くのだろうか、、、。なんて思っていました。
脳のゴールデンタイムでこなすべき仕事としては、クオリティの高い文章を書いたり、理論的な仕事、語学学習、難しい書類を読んだり書いたりする書類作成など、「集中仕事」が向いています。
午後に仕事をしていて、猛烈な眠気に襲われたら。5分でいいので仮眠をとりましょう。
今まで脳の仕組みを何もしらずにただやみくもに仕事をして、脳を酷使していたなあと思いました。
1日を2倍活用する方法、その方法とは「運動をする」ということです。
15分運動をすることで、8時間寿命が延びるというイメージです。
「時間がないから運動しない」という人がいますが、運動しないことによって、生涯で自由に使える時間を大きく失っているのです。
週1回を運動の日と決めてください。運動することで「1日が2倍になる」と言っても、まったく過言ではないのです。
「運動が頭に良い」ということは何度も聞いたことがありましたが、「運動をする時間がない!」と言い訳してやっておりませんでした。
午後からは強烈な眠気とだるさの戦いで、30分くらいは頭の中がぼんやりして生産性がかなり落ちていたと思います。
・1日30分×週5日×20日(1ヶ月間の勤務日数)=50時間
なんと昼間の30分の眠気が、1ヶ月間約50時間も無駄にしていたのですね!
・50時間×12ヶ月(1年間働いたとして)=600時間=25日
年間では25日も無駄にしていたのですね!
「運動せず生産性が落ちれば、年間25日無駄にしている!」ということになりますね。
これは衝撃です。今から運動をやります!
仕事を頑張るのはいいですが、ただ根性だけで必死に頑張っても、集中力が下がっていき、効率の悪い長時間労働になってしまいます。
自分の趣味の時間、楽しむ時間、家族と過ごす時間を大切に、「リフレッシュ」を意識する。完全回復して、睡眠をきちんととって、定期的に運動する。それによって脳のパフォーマンスは最大まで高まります。
「神・時間術」のノウハウを実践すれば、「仕事の成功」「家族への愛情」「自分の趣味への熱中」「圧倒的に幸福な時間」、そして「健康」。人生に必要なすべてが手に入ります。
それが広がることで、結果として、仕事のストレスで病気になったり、自殺する人がほとんどいなくなる社会が実現するのです。
今まであまりにも仕事に時間を費やし、大切な家族や友人との時間を削ってきてしまいました。
仕事でヘトヘトになり、プライベートも趣味も楽しめなかった日々から抜け出したいと思いました。そのためにはこの本に書かれたノウハウを実践することです!
3.これから実践しようと思うこと
運動をしたくなったけれど、ジムに行くお金はない、、、。
まず、朝のウォーキングを始めました。小鳥のさえずりを聞きながらのウォーキングは、とても気持ちいいです。ただ、ウォーキングだけだったら心拍数が上がらないし、運動としてはかるすぎるかなと思いました。なわとびをするには人目が気になるしどうしよう、、、。
うちはマンションの7階です。普段はエレベーターを利用していますが、階段がありました!
階段を「無料のジムのマシーン」だと思って1階から7階まで駆け上がると、いい感じに心拍数が上がり、頭の体も血流が良くなったように感じます。
朝のウォーキングや階段ダッシュなど運動を取り入れたことで、午前中の仕事の効率が明らかに向上しました。特に、昼間の眠気が大幅に軽減され、午後の集中力も持続するようになりました。
日中にしっかり頭も体も動かすと睡眠の質も良くなったようで、朝も目覚めがとてもすっきり気持ちよくなりました。
このように、自分自身の時間管理を見直すことで、日々の生活にポジティブな変化が生まれてきています。
「神・時間術」には、もっと詳しいノウハウがたくさん書かれています。
4.まとめ
小学生の頃から、「わたしはなんで頭が悪いのだろう?」と思っていました。
大人になってからは、「わたしはなんで仕事が遅いのだろう?」と思っていました。
子供の頃に想像していた大人の自分は、もっと時間にも経済的にも余裕がある大人でしたが、
今の自分はそれとは程遠い、、、。
この本を読んで、脳のしくみ、使い方、睡眠、運動の大切さを学ぶことができました。
頭も体もすっきりすると、新しいことをどんどん学んだり、挑戦したくなってきました。
「時間がない!」と余裕のない生活を送られている方、「神・時間術」を読んで、新しい自分を発見してみませんか?
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!